🎹Music Theory Lab
Phase 6 · レッスン 7

セカンダリードミナント

ダイアトニックコード以外のドミナント7thを使って、一時的に別の和音を「仮のトニック」として強調するテクニックです。強進行(完全5度下行)で行き先のコードに推進力を与えます。

基本のしくみ

例えばCメジャーキーでは、Vコード = G7。 ここに「Dmの直前にA7」を置くと、A7→Dm の関係が G7→C と同じ「V→I」構造になるので、Dmが一瞬「仮のトニック」として輝きます。

V/X = 「X度のVコード」の意味。 X度をマイナーやメジャーに関わらず、ドミナント7thとして組み立てます。

Cメジャーキーのセカンダリードミナント

V/IImA7Dm

II度マイナーを一時的にトニック化。II-V-I のII側に V/II を差し込むとジャズっぽい響きに。

V/IIImB7Em

III度マイナーを一時的にトニック化。Fly Me to the Moon などで登場。

V/IVC7F

IV度メジャーをトニック化。「I → V/IV → IV」でブルージーな動き。

V/VD7G

V度メジャーをトニック化。「I → V/V → V → I」で強い推進力。

V/VImE7Am

VI度マイナーをトニック化。Autumn Leaves などマイナー系楽曲の入口として定番。

応用: II-V-I でおなじみの進行も、実は Dm → G7 → C の Dmの前に A7 を置けば A7 → Dm → G7 → C となり、二重のドミナントモーション(secondary dominant + primary dominant)でジャズライクな推進力に。

🧩

セカンダリードミナント 理解度チェック

Q1. セカンダリードミナントとは?
Q2. Cメジャーキーで V/V にあたるコードは?
Q3. Cメジャーキーで V/VI(=V/Am)にあたるコードは?